登場人物紹介
リハビリ病院に務める理学療法士
筋肉大好きボディビルダー。昼間は硬い仕事?
本編始まり
前回はリハビリは病気の発症からの期間によって3つにフェーズに分けられているって話をしましたね
えっと、急性期と回復期と・・・
維持期です。
あ、そうそれだ。維持期のリハビリについてはあんまり触れなかったよな。
そうなんです。維持期のリハビリについてはその問題点とともにお話しようかと思って。
退院した後のリハビリだったよな。
今回はかなり複雑な話をしますよ。いいですね。
(ゴクリ・・・)
まず、リハビリ制度は医療保険と介護保険によって行われているって言いましたよね?
ああ。
実は医療保険での維持期のリハビリは平成31年3月で打ち切られ、全て介護保険でのリハビリに統一されたんです。それまでは医療保険による疾患別リハビリが行われ、
退院後も通院してリハビリを行っていたのですが、介護サービスでのリハビリを受ける事になってるんです。
あら、結構大きな改革が行われてたのね。知らないところで。
そうです。施設の基準や施術時間など医療保険でのリハビリと介護保険でのリハビリでは大きな違いがありますからね。
まあ、高齢者だけを想定した介護保険とは根本的な考え方が違いそうだよな。
若いやつならかんたんに筋肉がつくけど、高齢者だとなかなか難しいからな。
そうですね。ただ、これは要介護認定を受けていた人に限られる話なんです。
介護認定を受けられない若年者に関してはこれまで通り医療保険でのリハビリが可能です。って言っても患者の殆どが40歳以上(2号被保険者)ですからほとんどが当てはまってるんですけどね
なるほど。でも、それまで入院してきた病院でリハビリが続けられなくなるのは問題だよなぁ。
そのとおりです。今までお世話になったセラピストや医師に見てもらいたいという要望は多くありますよね。
まあ、いつも言っているように、その時期にあった専門性を持ったリハビリを受けるべきという考えがあるんでしょうね。まあ、あとはお決まりの財源の問題もありますしね
その合理性も良し悪しな気もするけどなぁ
ただ、その病院が介護保険でサービスを提供すれば良いってのもあるんですけどね。
ん、病院も介護保険のリハビリをできんの?
もちろんちゃんと基準を満たせばですけどね。
ただ、病院側もそういった対応ができないところもあるのでうまく移行できるかはこれから次第ですけどね
まあ、その制度始まったばかりだもんな・・・(2019年10月現在)じゃあ、介護保険による維持期のリハビリについて教えてよ
わかりました。そのために今日はゲストを呼んできました。メル社長~!
おお、いきなり?
こんにちはにゃ~。
うわ、猫?
メル社長は介護サービスを複数店舗やっている社長さんなんです。
訪問介護とかデイサービスとか。それに介護保険のリハビリについても詳しいんです。
猫のツッコミには無反応かいな。
紹介ありがとにゃ。維持期における介護保険のリハビリについてお話するにゃ。
・・・と思ったけど、記事が長くなったから次回に続くにゃ!