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【歩行周期①】歩行周期とは

投稿日:2019年11月9日 更新日:

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登場人物紹介

リハビリ病院に務める理学療法士

筋肉大好きボディビルダー。昼間は硬い仕事?

介護事業所の社長。 猫

スギちゃんと一緒のジムで働くヨガインストラクター

本編始まり

今回からしばらく歩行について勉強していきましょう。歩行は人間の生活のほぼ全てに関わる機能です。

お願いするにゃ!

よろちく。

こんにちは!

あら、舞ちゃんどうしたの?

どうしたのじゃないですよ。ジムにタンクトップ忘れて行きましたよね?

あ、ごめん。

ごめんじゃないですよ。臭いタンクトップが何枚も溜まって困ってるんですよ。

臭いって・・・

丁度いいところに来たにゃ。君もリハビリのことを勉強して行くにゃ。

リハビリ?面白そう!
ヨガのお客さんに役に立つかもしれないわね。

・・・(なんだ、この都合のよい展開は)

では仲間が増えたということで、始めていきましょう。
さて、歩行ってのは人間が本能的に習得する運動ですよね。舞ちゃんも物心ついたときには誰もができるようになっていましたよね。

そうね、1歳くらいまではハイハイをしてそれから立ち上がるようになって徐々に歩いていくわね。
小さい弟がいたから覚えてるわ。

さて、その自然と覚えていた歩行は実はとても複雑な運動の連鎖で行われているんです。
当然全身の運動を伴うし主に使われる筋肉だけで15以上もあリますからね。

そんなにあるのか。

(僕も同じかな?)

そうです。そして歩行を理解するために歩行フェーズに分けて考えていこうと考え方があります。
これはランチョ・ロス・アミーゴの歩行周期と呼ばれています。

ランチョン・・・?

ランチョ・ロス・アミーゴ です。歩行分析で有名な病院の名前ですよ。これは別の覚える必要はないですよ。
下記の図を見てください。

うわ、複雑。

まあ、いきなり8個やってしまうとごっちゃになってしまいますよね。
まずは歩行を2つに分けて考えてみましょう。

そうしてほしいにゃ。

それが『立脚期』『遊脚期』なんです。
歩行周期は片足ずつ考えますから、右足で想像してください。簡単に言うと立脚期というのは足が地面についている期間のこと。
一方遊脚期とは足が地面についていない期間の事を言うんです。

地面に足がついている間が立脚期ね。それで足が地面についてないってことは足を前に出しているってことか。

そう、正解です。左足に乗っかって右足を上げて前に振り出している状態。
決して遊んでいるわけじゃないんですが、遊脚期なんて言い方するですよね。
今は右足だけの動きを考えてもらいましたが、反対の足はどうなっていますか?

右足が地面についているときは左足は・・・遊脚期かだにゃ。

そうです。基本的に片方の足が立脚期であれば反対側の足は遊脚期であると言えます。
まあ、歩行には両方とも地面についている瞬間がありますから、一概には言えないんですがね。

う~ん、なるほど。

では次回から歩行周期の各フェーズを細かく見ていきましょう 。

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