【維持期のリハビリ②】

前回は維持期のリハビリが介護保険制度に統一されたという話しをしましたね。
ここからは実際に介護事業所を経営しているメル社長に介護保険で行われているリハビリについて教えてもらいましょう。

では、まず介護保険制度について簡単に説明するにゃ。介護保険は基本的に65歳以上の方で介護が必要になった場合に利用できるサービスなんだにゃ。
訪問介護やデイサービスなんかの ※1居宅系サービスと老人ホームなどの ※2施設系サービスが有るにゃ。

そうそう。
ただし、一部の病気によって介護が必要になった場合は40歳から利用できるんだにゃ。

そうだにゃ　16大疾病と言って脳血管疾患や関節リウマチなど介護が必要になりやすい疾患が選ばれてるにゃ。

で、 リハビリについても施設で受けられるサービスと自宅にいながら受けられるサービスに分けられるにゃ。
ただ、施設に入所する方は介護度が重い傾向にあるにゃ。家で暮らすのは難しいようにゃ。

回復期病院から退院する方でも高齢で重い症状の方は施設に行かれてしまいますね。
家に帰れるのは若い方や症状の軽い方になりますよね。

そう。で、居宅系のリハビリは訪問系と通所系にわけられるにゃ。
通所のリハビリはデイケアでのリハビリと通常のデイサービスでのリハビリがあるにゃ

そうだにゃ。デイケアは医師の指示書が必要であったり病院などが経営主体になっている医療的体制が整った施設になるにゃ。
一方デイサービスは一般的な法人が経営主体になることが可能で、要介護者の生活全般の面倒を見る介護施設で生活の一端としてのリハビリを受けることができるにゃ 。

まあ、乱暴に言えばそうだにゃ。最近ではデイサービスでも本格的なリハビリ機器や理学療法士を揃えてリハビリを行っているところも出てきてるにゃ。

いずれにしろ自宅からリハビリ施設に通所してみんなでリハビリを受けられるところってことですよね。

そうだにゃ。どちらも短時間の利用から長い場合は丸一日通所していられるにゃ。

介護保険の目的には家族の介護負担の軽減も含まれているから、家では困難なサービスを提供しているんだね。

次は訪問リハビリにゃ。訪問リハビリは訪問看護ステーションなどがサービスを提供するにゃ。
医師の指示書を得た理学療法士や作業療法士が自宅に来てリハビリを提供してくれるにゃ

基本的に通える人は通所を指示されるにゃ。通所施設のほうがリハビリの環境が揃ってるはずだにゃ。
訪問リハビリは家を出られない方や家での生活を行うためのリハビリが必要場合に限られるにゃ 。

まずは充実した施設がまだまだ少ないことですね。より高いレベルのリハビリを提供できる通所リハビリが8千ヶ所しか整備されてません。
それに医療保険では疾患別のリハビリが用意されていますが、介護保険ではそこまで分けてリハビリを施術できているところは少ないですね。

あとは介護保険でのリハビリは時間も短いし、集団でのリハビリが多いにゃ。じっくり集中的にリハビリをやりたい人には物足りないにゃ。 

そうですね、介護保険は生活の維持を目的にしているから、社会復帰を目指してガンガンやりたい人のためのリハビリは用意されていないんですね 。
僕の夢はそんな方々に満足してもらえるようなサービスを作ることなんです。

僕もそんにゃKCを応援したくて一緒にいるんだにゃ。
だからこのブログを通してみんなで勉強を続けるにゃ～！